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「リッチマン・プアマン」や「若き獅子たち」で知られる作家アーウィン・ショーのベストセラー「ローマは光のなかに」を名匠ヴィンセント・ミネリが映画化！！
名優カーク・ダグラスがかつてはアカデミー賞も受賞したが今は落ち目の俳優を演じる、映画業界の人間模様を描いたドラマ。
かつて巨匠と称された映画監督クルーガー(エドワード・G・ロビンソン)と組み、アカデミー賞を掴んだこともある俳優ジャック・アンドロス(カーク・ダグラス)だが、妻カルロッタ(シド・チャリシー)と離婚してからはすっかり落ち目となり、アルコール中毒とノイローゼで療養所にいる身。そこへ久しぶりにクルーガーから「ローマで撮影中、来い」という電報が入る。ところがそこで待っていたのは俳優としての仕事ではなく録音監督という予想外の仕事だった。ジャックはここで様々な人間関係に翻弄される。主演俳優のデイヴィー(ジョージ・ハミルトン)は、わがままで、実力以上に売り出された不安からジャックを困らせる。クルーガーは女癖が悪く、妻クララ(クレア・トレヴァー)はヒステリーを起こし、ジャックに当たるのだった。そんな中でジャックは唯一純真な大部屋女優ベロニカ(ダリア・ラヴィ)に惹かれてゆくが、彼女はデイヴィーの恋人であることを知る。さらにジャックに追い打ちをかけたのは、かつての妻カルロッタが金持ちの愛人とローマに来ており、愛人の目を盗んでは、彼の元にたびたびをかけてくることだった。ジャックの頬の傷は彼女を乗せて、彼が運転して起こしてしまった8年前の交通事故を思い出させる。そんなある夜、クルーガーが心臓発作で倒れてしまう。予算とスケジュールの厳守という条件で、ジャックは映画撮影に挑む。無我夢中で撮影を進めるうちに、ようやく力を取り戻すジャック。だが、クルーガーの仕事を横取りしたと誤解され、ジャックはクビを宣告される。再びジャックは自暴自棄となり、酒に酔い、カルロッタを車に乗せると坂道を狂ったように走らせてしまう…。
画面サイズ:16:9シネスコ(1962年アメリカ)
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